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令和5年 2023年
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崇専寺納骨堂 佐賀県武雄市 令和5年10月完工
2021年8月14日佐賀県武雄市六角川周辺水害により、本堂、庫裏、納骨堂それぞれ浸水地上2メートルほどの甚大な被害に見舞われた。
築55年の第一納骨堂は、老築化と、この地区避けられない地盤の緩さにより、ピサの斜塔如くの傾き、また今回の水害で各仏壇も骨壷も散けるほどの被害に遭い、建て替えとなった。
ご住職が最も気にされて切望されたのが万が一の水害にも強い建物をということ、また市の環境課から耐火構造の要求があり、必然的に鉄筋コンクリート造に。
壁は杉板型枠のコンクリート打ちっ放し、防水扉に。
お寺の横には幼稚園が併設されていて、重機を搬入する道がないため、西側の六角川堤防から仮設道路を敷くしか方法がなく、
急斜面の仮設道路を設営。地盤の緩さは覚悟していたがわずか50センチで地下水があり基礎工事に難儀、改めて現場に関わった業者や職人の方々に感謝申し上げます。
また、当方の思い描く建築に対しても、ご住職の建築への関心の大きさとご理解が難工事の支えでした。
水害前既存納骨堂
建替新築
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the 完成現場
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